「家計を見直したいけれど、何から始めればいいのかわからない」
「頑張って節約しているのに貯金が増えない」
そのような悩みを抱える方は少なくありません。
実は、家計の見直し方法には順番があり、闇雲に支出を削るよりも効率よく家計を見直す方法があります。
“お金の優先順位”を整理することが大切です。
この記事では、家計の見直しを効果的に進めるための3ステップを、独立系FPの視点からわかりやすく解説します。紹介するのは、物価高の今だからこそ挑戦したい“お金の優先順位”を整理した家計の見直し方法です。
「家計の無駄な支出削減」を無理なく継続するなら、ぜひここで紹介する方法を参考にしてみてください。
- 家計の見直しは何からすれば良いのか分かる
- 夫婦で喧嘩にならない家計の見直し方法が分かる
- 簡単な3ステップで家計の見直しがしやすくなる
家計簿をつけても上手くいかなかった方や、貯金ができずに悩んでいる方におすすめの実践的な方法です。誰でも挑戦しやすいので、ぜひ一緒に家計を見直してみましょう。
家計見直しの相談で多い「教育資金の疑問」は、以下の記事を参考にしていただけます。学費に不安があって家計を見直そうと考えている方は、ぜひご覧ください。

家計見直し方法のポイントは「お金の優先順位」を知ること

家計簿をつけてもなかなか改善できない理由の1つが、「どこを削ればいいかわからない」という悩みです。とくに、夫婦で家計の見直しをする際、お金の価値観の違いから話し合いが進まないケースは多くあります。
無理のない家計見直しには、自分や家族の「お金の優先順位への認識」が欠かせません。
そこで役立つのが、独立系FPの私がおすすめしているのが『幸せ優先!家計見直し』です。この家計見直し方法を実践すると、自分やパートナーが「どのような支出に幸せを感じているのか」を整理しやすくなるメリットがあります。
自分自身の価値観を改めて確認できるため、ストレスの少ない家計改善につながります。
家計見直しに効果的で簡単に実践できる3ステップを紹介!

家計の見直しを難しく考える必要はなく、削減できる支出項目を見つけるだけで、具体的な家計改善方法が見つかりやすくなります。
ここで紹介家計見直しの方法は『幸せ優先!家計見直し』と呼び、3ステップで家計改善に役立つ方法です。家計簿をつけている人なら、すぐにできる方法となっているので、ぜひ参考に実践してみてください。
ステップ①家計の支出項目と費用をすべて書き出す
1ヶ月あたりの家計の支出項目と費用を1セットとして、付箋に1つずつ書き出してください。このとき、支出項目と費用を裏と表に分けて書くことがおすすめです。
次のステップでは、ある条件をもとに並び替えていきます。その際、支出項目ごとに費用が分からない方が、先入観を持たずに並び替えられるようになります。
支出項目には以下のような例があるので、書き出す際には参考にしてみてください。
- 食費(自炊費と外食に分けると◎)
- 日用品
- 家族のレジャー費
- お小遣い(洋服代・美容費・趣味などに分けると◎)
- 水道光熱費
- 通信費(携帯代とサブスク代に分けると◎)
- 交通費(電車代・自家用車などに分けると◎)
- 住居費
- 教育費
- 健康医療費(医療費やサプリメントなどに分けると◎)
- 保険料
- 交際費
- 旅行代
- 仕送り費
- ペットにかかる費用など
※支出項目は、家計の状況に合わせて適宜調整してください。
家計の見直しに役立つ固定費チェックリストは、以下より無料でダウンロードいただけます。(準備中)
ステップ②自分が幸せを感じる順番に並び替える
支出項目が見えるように並べ、自分や家族が幸せを感じる順番に並び替えてみてください。
並び替えのポイントは「金額」や「生活必需性」ではなく、あくまで「幸せを感じる度合い」を基準にすることです。夫婦で取り組む場合は、それぞれが完成させてから見せ合うようにすると、お互いの違いが見えて夫婦の会話が生まれやすくなるのでおすすめです。
ステップ③優先順位の低い支出から効率的に見直す
支出項目を優先順位の高いもの順に並べた場合、優先順位が低い支出から裏に書いてある費用を見直してみてください。
家計の見直しで「何を削減すべきか」を考えた時、費用が高いものを選ぶと幸せにつながる項目を選びやすくなります。一方、優先順位の低いものから選ぶと、暮らしのなかにある幸せ度を低下させずに、家計の見直しが可能です。
人は、幸せを目指すからこそ日々頑張れるものです。幸せにつながる要素はそのままに、不必要な項目から支出を削減していけば、見直し後も継続しやすい傾向があります。
夫婦で大きく意見が分かれるときは「中央あたりの支出」から話し合うとスムーズに進みやすくなります。
たとえば、通信費や保険料などは生活に直結しつつも、見直しの余地が多い項目です。「動画は見たいが通信料は抑えたい」という場合は、安いWi-Fiのプランを探すなど、日々の幸せ感や満足度を下げない改善策が見つかります。
家計の見直しは支出の削減にも効果がある

家計の支出を見直すと、家計改善だけでなく、さまざまな効果が期待できます。とくに、次の3つは自分自身だけでなく、家族にとってもメリットの大きなポイントです。
- 幸せを諦めずにコストを抑える
- 建設的に考えられる
- 家族の共通点が見つかる
それぞれのメリットを詳しく解説します。
①幸せを諦めずにコストを抑える
幸せにつながることには、お金をかけているのが家計の実態です。そのため、幸せ順と言われていても、費用が見えていれば自然と高い順を意識して並び替えてしまいます。
『幸せ優先!家計見直し』なら、支出項目と費用が同時に目に入らない特徴から、自分の幸せが日常の何に当てはまるのかを考えやすくなります。
また、幸せにつながる費用を削減すれば、誰でもやる気が削がれてしまいがちです。幸せを優先した家計見直しなら、無理なく削減できる項目が見つかり、実行や継続がしやすくなることも大きなメリットです。
②建設的に考えられる
「何を・どれくらい・どのように」削減するか具体的に家計を見直していくと、建設的な考え方が可能です。
たとえば、見直せる余地のある支出項目が幸せにつながることなら、諦めることなく安いプランを探す方法極端な例にすれば、スマホは手放したくないけれど支出割合が高い場合、格安SIMやプラン変更でスマホを持つ方法があります。
好きなことだからこそ、「継続するためにはどうすれば良いか」を建設的に考えられるようになるため、諦めずに取り組めることでしょう。また、夫婦喧嘩に発展しにくい家計見直しであることも、大きなメリットの1つだと考えられます。
③家族の共通点が見つかる
夫婦で家計の見直しをすると、意見が分かれることがしばしばあります。その際、お互いに「自分のことばかり考えているのでは?」と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、理由を尋ねてみると意外なほど根本は同じ想いであることに気づきます。
「子どもが小さいうちに家族で過ごす思い出を作りたい」
「夫婦や家族でコミュニケーションを取る方法にしている」
「ストレス発散には欠かせない」
話し合ってみると、実は家族や配偶者への想いが隠れていることに気づき、目的を統一しやすくなるメリットがあります。単に「支出を減らす」だけではなく、「なぜその支出が大事なのか」を知ることで、夫婦や家族間に共通の話題や理解が生まれ、家計見直しもスムーズになります。
「支出の種類と費用表」と「価値観シート」は以下より無料でダウンロードが可能です。ぜひご家庭に合わせた節約に役立ててください。
家計見直しに役立つおすすめアプリ3選

家計の見直しには『幸せ優先!家計見直し』方法がおすすめですが、事前に家計簿をつけている方が、具体的な節約につなげやすくなります。
そこで、家計見直しに役立つ家計簿アプリを3選紹介します。
| アプリ名 | 特長(強み) | 注意点 | Apple | Google play |
|---|---|---|---|---|
| マネーフォワード ME | 銀行・クレジットカード・電子マネーと幅広く連携でき、支出の自動分類や資産推移がグラフで見える化される。 | 無料プランと有料プランがある。連携できる金融機関の範囲を事前に確認を | 家計簿マネーフォワードME | 家計簿マネーフォワードME |
| Zaim(ザイム) | レシート読み取り入力、銀行・カード明細の自動連携、ペア共有機能などが揃っている。 | 多くの支出項目に対応しており、カスタマイズ性もある。 | 家計簿Zaim | 家計簿Zaim |
| らくな家計簿 | 操作が簡単でシンプル。現金・カード・口座動きをまとめて管理可能。 | 使いやすさ重視派に向く。複雑な管理をしたい場合は機能を比較すること。 | らくな家計簿 | らくな家計簿 |
上記以外にも、家計簿アプリはラインナップが豊富です。しかし、どれを使うか悩んだときは、使いやすさを基準に選ぶことが大切です。
家計簿は1ヶ月つければ良いというものではありません。家計簿をもとにした家計の見直しは、見直し後も継続して家計簿をつけることで、成功か否かが初めて分かります。
継続しやすい家計簿アプリは、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

家計見直し方法でよくある質問-Q&A-

ここからは、家計見直しの方法でよくある質問を紹介します。おすすめの方法や注意しておきたいポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
家計の見直しは何から始めればいい?
家計の見直しをするなら、家計簿をつけてみることから始めてみてください。しかし、「1ヶ月先まで家計の見直しに対する興味が続くかは微妙」という人も多くいます。
そのように感じたときは、『幸せ優先!家計見直し』を実践してみてください。幸せにつながる支出をできるだけ残したうえで、削減しやすい項目が見つかりやすく、家計見直しのボルテージを維持しやすくなります。
家計の見直しで最初に見直す生活費の項目はある?
家計見直しで最初に見直すべき項目は、各家庭の価値観や支出割合によって異なります。
家計見直しでは、固定費の見直しを優先した方が良いと言われることが多くあります。しかし、独立系FPの視点から考えると、継続しやすい項目から見直すことが重要だと考えます。
たとえば、住宅費(ローン支払いや家賃)・光熱費・保険料などの固定費は、簡単に変更しにくく、比較しながら検討することが望ましいものです。しかし、家計を見直したい人の多くは、「今の支出を何とか減らしたい」と考えており、じっくり考えている余裕はないケースは少なくありません。
そのため、W&D-Writer&Design-のFP相談では、『幸せ優先!家計見直し』の方法をおすすめし、無駄な支出の削減を見つけるお手伝いをしております。
自分でも簡単に家計の見直しや無駄遣いの削減ができる?
家計の見直しは、コツさえ分かれば簡単に見直しできます。とくに、『幸せ優先!家計見直し』方法なら、ゲーム感覚で進められるので、ぜひ試しにご家庭で挑戦してみてください。
ただし、家計を見直すに至った背景によっては、見直し後のことも考えなければなりません。
貯蓄や教育費・老後の生活費など、目標があって家計見直しをするなら、目標達成に向けた方法を考える必要があります。最適な貯蓄方法や目標にすべき金額などを知ることが大切です。
目標に向けて家計を見直すことを「ライフプランニング」と言い、実現するために何をどうすべきかを考えていきます。家計の見直しは、そのうちの1つです。
しかし、ライフプランニングはお金の専門知識がなければ難しく、家計の見直しで目標に近づくなら、FPへの相談がおすすめです。独立系FPなら、商品を販売するのではなく、相談業務を生業としているため、強引な営業に悩む必要もないので安心して利用できます。
独立系のFP相談を利用するメリットは、以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

【まとめ】家計見直しは「幸せ度」を基準にする方法がおすすめ!

家計の見直し方法は“お金の優先順位”を整理することから始めましょう。固定費・変動費を分けて無駄遣いをチェックし、効率的に支出を削減することで、貯金体質に変わる第一歩になります。
教育費や老後資金などライフプランに応じた家計改善には、独立系FPへの相談もおすすめです。尼崎市で家計相談をお考えの方は、ぜひ無料相談をご利用ください。
ライフイベントやライフステージなど、目指すべきものがあるとき、家計に合わせた計画を見つけることが大切です。W&D-Writer&Design-では、ライフプランニングを得意としており、1人ひとりのキャッシュフロ-表で、将来の予測が立てやすくなります。
オンラインによる相談は、ご自宅から足を運ぶことなくお金の悩みを相談できます。なお、初回相談は無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
FPに相談するなら
W&D-Writer&Design-
独立系FPは、中立な立場でアドバイスをする専門家です。
お金の問題を切り離して人は生きることができません。
お金に関して少しでも不安があれば、ぜひご相談ください。

お金の相談って誰にしたら良いのかわからない・・・
そんなときは、独立系FPに相談すると中立な立場に立って、悩みを解決することができます。
「でも、お金の悩みってどんな内容?」
「料金を支払ってまで相談する必要がある?」
FPは保険や税金、投資や不動産、家計に関する内容まで、幅広いお金に関する知識を持っています。
そのため、専門的な勉強が必要となる知識と経験をもってアドバイスが可能です。
確かにお金を支払ってまで相談することには、抵抗を感じてしまうことでしょう。
それなら、まずは独立系FPの無料相談を利用して、専門的な知識でアドバイスしてもらえるのかをプロに聞いてみてはいかがでしょうか。
| FP相談 | W&D -Writer&Design- | 一般的な 独立系FP |
|---|---|---|
| 相談料金 | 初回無料 | 有料 |
| ライフプラン表 | 作成可能 | 作成しないFP相談がある |
| キャッシュフロー表 | 作成可能 | 作成しないFP相談がある |
| 家計に関連する相談 | FPごとに専門が異なる | |
| 相談方法 | 訪問 オンライン | 事務所 訪問 オンライン |
無料の初回相談では、どのような悩みがあるのかを教えていただきます。これは、漠然とした悩みの中心は何が原因なのかを分析するためです。
相談内容ごとに、改善が必要な部分などをアドバイスさせていただきます。
その後、改善などに対して詳しく分析していくとき、必要に応じてライフプラン表やキャッシュフロー表を作成し、見える変化をご提案させていただきます。ただし、各資料作成には費用が発生します。
「中立な立場の専門家に相談したい」と思ったら、W&D-Writer&Design-の無料相談をご利用ください。

